日本の医療制度について

 日本に医療行為を受けに来たいという方に先ず最初に知っておいていただきたい、事柄を記します。

 日本に医療行為を受けに来ようとする方の中には、東京、大阪、名古屋、横浜、札幌、福岡などの都市部に質の良い大きな病院が存在し、地方都市の病院は都市部の病院に比べ、医療の質が劣ると考えている方が多いようですが、日本には国民皆保険制度というものが存在し、全ての国民が何らかの公的医療保険に加入し、保険証1枚でどこの医療機関にも行ける仕組みがあります。そして、全ての都道府県に公的な総合医療機関が存在します。例えば、我々JTECCのある群馬県は東京都心から車で90分、新幹線を利用すれば50分の距離に位置する地方都市ですが、群馬大学医学部附属病院 重粒子線科や群馬県立太田癌センター、群馬県立小児医療センター、各中核市に国公立の総合医療センターや私立の総合医療センターが存在します。また、そのほかにも私立の専門病院や個人診療所まで沢山の病院が存在します。

 東京や大阪などの都心にも当然、様々な種類の病院が多数存在しますが、群馬県を含めた地方都市にも同等レベルの病院が存在するのが、日本の医療システムであり、医療大国と言われる所以です。つまり、日本ではどこの都市にいても一律の水準の医療が受けられます。

  外国人の方は健康保険がありませんので、医療費の部分では私たち日本国民のようにわずかな負担(3割負担が主 7割は公的機関や国が負担)で医療行為を受けていただくことはできませんが、医療費面以外については、日本国民と同様に平等な医療行為を受けることができます。ですので、安心して群馬県の医療機関を受診ください。

 先にも触れましたが、群馬県は東京から西北へ約100kmに位置する、比較的都心からのアクセスの良い地方都市です。都心部から車で90分、新幹線で50分と都心へ出るにも非常に便利な場所です。東京ディズニーランド、東京スカイツリー見学など東京観光も日帰りで行える距離です。また、3方を山に囲まれた群馬県は温泉の地としても有名で、白濁したお湯の草津温泉、四万温泉、伊香保温泉といった、日本国内においてもとても有名な温泉街が沢山存在します。湯治場といって、温泉療法も盛んに行われている地域です。

 日本人から見れば、中国といったら北京、上海、同じく中国の方から見れば、東京、大阪となるのは当然のことと思います。ここ群馬県は所謂、都会ではありません。しかし、古き良き日本の原風景を残しながら、必要な部分は発展した、非常に暮らしやすい心地よい場所です。そんな、群馬県に是非お越しいただき、世界でも最高水準の日本の医療を受けていただき、健康になってご帰国いただければ幸いです。

一般社団法人JTECC
代表理事 溝口健介(医師)